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ドン亀スプリンター
第6章 一年の計は
 二人の言質をとって婆さんに振り返る。
「だ、そうだ。今日中に出来るか?」
 俺の問いに婆さんはニチャリと笑う。
 「どちらもデザインさえ決めてもらえば三時間もあれば出来ますよ。」
 デザインは身に付ける本人達の自由にさせて俺は一度部屋に戻る事にした。
 
 どれ程時間が経っただろう。
 窓の外はすっかり夜の帳が下りている。
 部屋で独り缶ビールを呑みながらぼんやりテレビを観ているとインターフォンが鳴らされた。ソファーから飛び起きドアを開けると少し恥ずかしそうにモジモジしている母娘が並んで立っていた。
 無言で入室を促すとソファーに座り直しテレビを消す。
 「宣子!」
 呼ばれて少女が浴衣を脱ぐ。
 日焼けから逃れ下着を着けている様にも見える白い乳と腰。
 そこに新たに加わった装飾品。
 愛らしい乳首を貫通したピアスの先には銀色のハート型のチャームと小さな鈴が下がっている。
 チャームには「N&123」と刻まれている。
 下を見れば皮を切除し剥き出しにしたピンク色のクリトリスにも同じデザインのチャームと鈴を下げたピアス。
 こちらのチャームは金色だ。
 宣子が身体を揺する度に三つの鈴がチリンチリンと小さく涼しい音を立てる。
 「よく似合ってるよ。」
 「ありがとうございます。お義父様。高校生になったら刺青入れて下さいね。」
 いやいや。成人したらって約束なんだからそこは高校卒業したらじゃないか?
 苦笑しながら視線を移すと促される前に依子が帯を解く。
 その右脚には太股を一巻きしオマンコに向かって今にも噛みつかんとする竜が描かれていた。
 三爪の手に掴まれた竜珠には「一二三様命」と彫り込まれている。
 「これで名実共にお前は俺の持ち物だ。」
 「はい。ご主人様。」
 依子は艶やかに笑う。
 「この刺青とピアスは俺からのクリスマスプレゼントだ。大事にしてくれよ。」
 
 それからは部屋を出る時以外俺達は裸で過ごした。
 目が合えばキスをし手が触れれば抱き合うという爛れた時間を過ごしている内に点けっぱなしのテレビから除夜の鐘が聞こえてきた。
 姫納めとベッドに四つん這いで並べた母娘で鶯の谷渡りを楽しんでいる間に歌合戦が終わっていたいたようだ。
 ベッドでオマンコからザーメンを溢れさせてぐったりしている二人を見ながらこの一年を振り返ってみる。
 

 
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