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幼馴染の重すぎる愛
第14章 fourteen
どうにか実家に帰りたいけど、琉生はずっと私の側から離れないから家から出ることもできない。
「愛結、キスしてもいい…?」
近づいてくる琉生に拒否するように顔を逸らした。
「分かった…ごめん…」
どれだけ琉生が謝ってくれても心配してくれても、私はもう何も感じなかった。
それほどショックだったし、琉生との関係はあっという間に崩れた。
「愛結…、ご飯食べないならサプリだけでも飲んで…?僕の家がお世話になってる医者から出してもらったやつだから心配要らないよ」
もう何もかもがどうでもよかった。
「愛結っ…、このままじゃ倒れちゃうから…」
いっその事、居なくなりたかった。