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幼馴染の重すぎる愛
第14章 fourteen
「愛結、寝よっか」
いつも通り、私は 自分のベッドに1人で横になった。
前まで琉生と一緒に寝ていたけど、あの日を境に拒絶してから別々で寝るようになった。
何度か琉生が寝てるのを見計らって家を出ようとしたけど、琉生は少しの物音で起きてきて私を監視する。
トイレに行くだけでも部屋から出てくる。
でも今日は違った。
朝方、トイレに行こうと部屋を出ても、琉生は部屋から出てこなかった。
今なら…、家を出れるかもしれない……。
スマホと財布だけ持って、私は急いで家を出た。
最寄りの駅まで走って、始発の電車に乗り、実家に帰った。