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幼馴染の重すぎる愛
第15章 fifteen
琉生の目の下には隈ができていた。
寝れてなかったのかな…。
「琉生、ご飯作る?」
「いい。愛結と一緒にいたい…」
「じゃあ少し寝よう?」
琉生は頷くと、私の手を握って寝室に向かった。
一緒の布団に入るのはいつぶりだろう。
少し懐かしいような気もする。
私の胸に顔を埋めて擦り寄ってくる姿は猫みたいだった。
私より大きな体をしているのに、今は何故か小さな子供のように見えた。
暫くすると、規則正しい寝息が聞こえてきて、気がつけば私も寝てしまっていた。