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幼馴染の重すぎる愛
第15章 fifteen
「愛結っ!」
「あ、ごめん…起こしちゃった?」
凄く慌てたような感じでバッグを持つ私の腕を掴んできた。
「どこ行くの…?もう帰るの……?」
「あの、ちょっと買い物──…」
「ごめんっ…、何か嫌だった…?なんでも言ってよ…直すから……」
「琉生、違うよ?冷蔵庫何も無くてご飯作れなそうだったからスーパーに食材買いに行こうと思ったの…」
私の言葉を聞くと、琉生は少し安心したような顔で手を離してくれた。
「今日はもう暗いから何か出前取ろう?明日僕が買い物に行けばいいし」
少し不安だった。
琉生はもしかしたら私をこのマンションから出してくれないのかと思ってしまう。