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幼馴染の重すぎる愛
第15章 fifteen
次の日、琉生は朝ごはんを作って朝食を済ませると、自分の部屋に行って着替えていた。
「琉生…?」
「買い物行ってくるから愛結はテレビでも見て待ってて」
「私も行く」
「危ないから駄目──…、愛結…?」
あぁ…、やっぱり琉生は私を外には出してくれないのかな…。
思わず琉生から後ずさってしまう。
「ごめんっ…、愛結も行きたかった?一緒に行こう?」
いつもの琉生なら絶対行かせてくれなかったと思う。
琉生は私に近づいて指の甲で私の頬を撫でた。
「愛結?行こ?」
「うん…」
こんなあっさり琉生が一緒に外に出ることなんて今まで無かった。
今思えばデートもしたこと無かったかも。