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幼馴染の重すぎる愛
第16章 sixteen
家に着くと、いつもの愛結に戻った。
「ねぇ愛結、明日はどうする?大学行く?」
「………」
「無理していかなくていいよ。単位は取れてるし、もう少しで長期休みだから」
そう。もう少しで夏休みだ。
きっと対人恐怖症になってしまっているのかもしれないから、無理をさせる訳にはいかない。
少しずつ慣れていけばいい。
前までの僕ならこの状況に嬉しがっていただろう。
だってやっと思い通りの愛結になったんだから。
僕がいないとどこにも行けないような愛結になってほしかったから。