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幼馴染の重すぎる愛
第16章 sixteen
今まで触れられなかった分、何度も何度も角度を変えてキスをした。
時々苦しそうな顔をするけど、唇を離そうとすれば僕の首に腕を絡めてくっ付いてくる。
そんな愛結が愛おしくて堪らない。
「愛結、寝よっか」
僕に抱きついたまま、愛結は頷いた。
そのまま抱っこして愛結のベッドに下ろすと、愛結は布団を口元まで被って小さく丸まった。
「また明日ね。おやすみ」
僕の欲だけで一緒に寝るなんてできなかった。
昨日は愛結が誘ってくれたから同じベッドに寝たけど、愛結が実家に帰る前は別々で寝ていたから…。
静かにドアを閉めて自分の寝室に足を運んだ。