この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幼馴染の重すぎる愛
第16章 sixteen
眠りについたとき、愛結の声が聞こえた気がした。
夢に愛結が出てきたのかな…。
「琉生っ…、琉生…」
ハッとした。
夢じゃない。
目を開けて声の方を見ると、床に座り込んで僕の布団を握って今にも泣きそうな愛結が居た。
「どうしたのっ…?床冷たいからこっちおいで」
「寝れなくて…、一緒に寝てもいい…?」
「いいよ。ほら、おいで」
愛結は僕の布団に入ってすっぽりと腕の中に収まった。
大丈夫。
愛結を傷つけてしまった分、僕が愛結を一生守っていくから安心して寝ていいよ。
頭を撫でていると、愛結は直ぐに眠りについた。