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幼馴染の重すぎる愛
第16章 sixteen
朝食を食べ終えて2人でソファで寛いでいる時、僕は愛結に提案をした。
「どこか気分転換に出かける?カフェでもいいし、買い物でもなんでもいいよ。愛結ピアスとか見るの好きだったよね?」
少しずつでいいから人に慣れていかないと。
「大丈夫…」
「愛結、ちょっとでも──」
「私は家で待ってるから琉生行ってきて」
「愛結っ!」
愛結はソファから立ち上がると、勢いよく走ってリビングから出ていってしまった。
こういうのは早めに行動しないと症状は悪くなっていく一方だ…。