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幼馴染の重すぎる愛
第20章 twenty
自殺未遂した人が普通に生きていくためには近くで支えて行く人が必要。
そんな事を医者からは説明された。
「僕が愛結の世話はするから大丈夫。危ないものは愛結の手の届かないところに置くようにするし、ご飯も食べてもらえるようにするから」
「言葉ではなんとでも言えるよ。それに医者として今の琉生くんに愛結ちゃんを任せることはできないな」
「理由は?」
「琉生くん、ご飯を全然食べてないでしょ?愛結ちゃんが心配で喉を通らないのも分かるけど、琉生くんが体調を崩していたら元も子もないよ。自分の体調も管理できない人に自殺未遂した子を任せるなんて医者として許可できない。愛結ちゃんのお母さんに僕が連絡して来てもらうよ」