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幼馴染の重すぎる愛
第10章 ten
「愛結っ…?どうしたの…?」
「ごめっ…、うぅ……」
優しくされる度、惨めになって涙が止まらなくなるし、そのせいで上手く喋れない。
「僕、愛結の嫌がること何かした?言ってくれなきゃ分からないよ…」
違う…。
嫌なんじゃない。
でも、このままずっと琉生が一緒にいてくれるという保証もないから、私だって1人で色々やっていきたい。
「私が作ったご飯美味しくなかった…?ごめん…ね…」
「何言ってるの。僕そんな事、一言も言ったことないし、愛結の作るご飯はどれも美味しいよ?」
だったらどうして私がキッチンに入ろうとすると止めるの…?
私には分からないことだらけだよ…。