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幼馴染の重すぎる愛
第10章 ten
「僕はただ、愛結の世話をしたいだけなんだ…。僕が作ったご飯を美味しいって笑って食べてくれる愛結が好きだし、楽をさせてあげたいんだよ」
「それは…私だって同じだよ……」
「じゃあ一緒に作ろう?それならいい?」
黙って頷くと、琉生は私の手を引いてキッチンまで来た。
キッチンに立つのはいつぶりだろう…。
「ねぇ、愛結ドレッシング作ってよ。愛結が作るの真似してみたけどこの前失敗しちゃったんだよね」
「わかった」
「あと何作ろっか。何食べたい?」
「琉生のスクランブルエッグ食べたい」
リクエストをすれば笑顔で「いいよ」と言ってくれる。