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かくれんぼ
第2章 回想 涼音
 俺の問いに興奮で上気した頬を羞恥で更に赤く染めながらコクンと小さく頷く。
 駄目だ。
 そんなのじゃ満足出来ない。
 「気持ちいいの?」
 指の動きに熱を加えて同じ問いを繰り返す。
 「アン!きもン!ちン!気持ちン!いいン!」
 やった。
 自分の口から告白させた。
 もっと、もっとだ。
 「どこが気持ちいいの?」
 「涼音のお股が気持ちいいの!」
 一度口を開いてしまって箍が外れたのかスラスラと言葉が出てくる。
 「お股じゃない。今触ってるのはクリトリスだ。」
 「ク、クリロトス」
 「ク・リ・ト・リ・ス。・・・クリちゃんだ。」
 「ク、クリちゃん?クリちゃん気持ちいい!アァ~ン!クリちゃんすごぉ~い!」
 畳にガンガン後頭部をぶつけながら悶え狂う。
 「ヤァ~ン!ダメェ~~!真っ白になっちゃう!涼音馬鹿なになっちゃう!」
 「大丈夫!気持ちいいのに任せて!いくって言ってごらん。い・く・だ!」
 噛んで含める様に次々に新しい快感と言葉を涼音ちゃんの心と身体に刻んでいく。
 「アァ~ン!クリちゃん気持ちいい!クリちゃん好き!涼音いく!いくの!いく!イク!逝くぅ~~~~!」
 高らかに悲鳴を上げた涼音ちゃんの背中が大きくのけ反る。
 足指がギュッと握られ膝と腰がガクガク震える。
 指でプックリした肉饅頭を左右に開くとトロリと大量の肉汁が零れパンツを濡らす。
 布が吸いきれなかった汁が太股とスカートを汚す。
 全身が弛緩し肩で荒い息をしている涼音ちゃんの顔を両手で挟み顔を近付け唇を重ねる。
 一瞬大きく見開かれた目がすぐに閉じられキスを受け入れる。
 チュッチュッチュッチュッ。
 小鳥が餌を啄むようなキス。
 本当は舌を絡めるディープなキスをしたいのだが今はこれで止めておこう。
 この後何回でもチャンスはあるのだから。

 小学四年生のクリスマス。
 この日俺は涼音ちゃんの初めてのカレシになった。
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