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私たちは、女同士でエッチする
第16章 ラナと紗耶香
それに体を鍛えることも嫌いじゃなかった紗耶香は常々、ほんのわずかな時間で一ヶ月とか一年とかを過ごせる世界があったいいな、と思っていた、そうすれば誰にも邪魔されずに自分のやりたいように思い切り鍛錬に打ち込めるのに、と。
ある時、ふとしたことからその話題をアーシェにしてみたところ、彼女の使う転移魔法にはその性質があって、調整をすれば時間軸も跳躍することが出来る、と言う事を知った。
「つまり、向こうで三ヶ月くらい過ごした後で、出発してから一時間くらい後の時間軸に帰ってくればいいわけ」
「すごい!!」
その言葉に、紗耶香は思わず目を輝かせた、夢中でアーシェに“連れて行ってくれ”と頼み込み、土下座までしてしまう。
「ち、ちょっとやめてよ。止めてったら!!」
あまりの事にあっけにとられていたアーシェだったがすぐに紗耶香を押し止めると、“わかった”と言い、“ただし安全は保障しないよ”と続けた。
「向こうはこっちとは違うよ?本当に命を落とすことになるかも知れない、それでもいいの?」
「構わないさ、むしろそうでなければ修業の意味なんてないじゃないか!!」
何度か静止を試みるモノの、それでも“行きたい”と願う紗耶香の思いに、さすがのアーシェも根負けした、“それならば”と言って簡単なレクチャーといくつかの注意事項、そして万が一の時のためのマジックアイテム数点を持たせた後で、アーシェはそのまま紗耶香を連れて転移魔法を発動させた。
向かう先は異世界“ノ-ヴァ・テーラ”、期限は三か月間。
遥かな南方、赤道付近に広がる大森林で、紗耶香の過酷な日々が始まろうとしていた・・・。
ある時、ふとしたことからその話題をアーシェにしてみたところ、彼女の使う転移魔法にはその性質があって、調整をすれば時間軸も跳躍することが出来る、と言う事を知った。
「つまり、向こうで三ヶ月くらい過ごした後で、出発してから一時間くらい後の時間軸に帰ってくればいいわけ」
「すごい!!」
その言葉に、紗耶香は思わず目を輝かせた、夢中でアーシェに“連れて行ってくれ”と頼み込み、土下座までしてしまう。
「ち、ちょっとやめてよ。止めてったら!!」
あまりの事にあっけにとられていたアーシェだったがすぐに紗耶香を押し止めると、“わかった”と言い、“ただし安全は保障しないよ”と続けた。
「向こうはこっちとは違うよ?本当に命を落とすことになるかも知れない、それでもいいの?」
「構わないさ、むしろそうでなければ修業の意味なんてないじゃないか!!」
何度か静止を試みるモノの、それでも“行きたい”と願う紗耶香の思いに、さすがのアーシェも根負けした、“それならば”と言って簡単なレクチャーといくつかの注意事項、そして万が一の時のためのマジックアイテム数点を持たせた後で、アーシェはそのまま紗耶香を連れて転移魔法を発動させた。
向かう先は異世界“ノ-ヴァ・テーラ”、期限は三か月間。
遥かな南方、赤道付近に広がる大森林で、紗耶香の過酷な日々が始まろうとしていた・・・。