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私たちは、女同士でエッチする
第34章 希望とセーニャ・3
 5日目の朝にはある程度ではあるモノの、彼等の用いている言語もバージョンアップした翻訳魔法により理解する事が可能となった訳であり、それによると侵入者達は明日には帰るつもりであると言う、それならば別に問題は無い、自分達が出ていって彼等に帰るように促す手間が省けた、と言うモノだ。

「それじゃあ希望に渚。お父さん達は出掛けて来るからお前達はテントの中で待っているんだぞ?」

「荷造りはもし、出来たならしておいてちょうだいね?無理そうなら今日明日で皆でやるから手を出さないでね?」

「じゃーね、2人とも。バイバーイ!!!」

 “夜には帰って来るからな!!!”と言い残すと、大人達2人と少年がその場から森の奥の方へと入って行った、一瞬慌てたセーニャ達だったがすぐに平静を取り戻した、“良かった”、“あっちは集落のある方向ではない”。

 そう思って胸をなで下ろした2人が、取り敢えずは三人組の後ろ姿が見えなくなるまで注視しつつ、今度は木陰からテントの中を窺っているとー。

 そこから1人の少女が姿を現しておもむろに服を脱ぎ始めた、一体何をするつもりかと思っていると水で濡らしたタオルで体を拭き始めたではないか。

「・・・・・」

「・・・・・」

(あれは確か・・・。二番目の子供だったわよね?)

(ああ。“ノゾミ”と言う名前だったな・・・)

 その様子を見ていた二人の前に、今度はもう1人の幼女がテントから姿を現して、そしてー。

 姉と同じように一糸纏わぬ姿になると彼女もまた、濡らしたダスターで自身の体を拭き始めたのだ。

「・・・・・」

「・・・・・」

(そう言えば・・・。私達もちょっと匂うよね?)

(仕方が無いだろう?何日間も水浴びも出来ていないのだから・・・)

 多少、気を緩めた二人が更に様子を窺おうとそれまでにいた木陰から別の木陰へと移ろうとした時だった、セーニャが小枝を踏みつけてしまい、ベキベキッと激しい音を立ててしまったのだ。
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