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私たちは、女同士でエッチする
第39章 希望とセーニャ・8
「はぁーっ、はぁーっ。はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤・・・もしかして逃げるつもり?セーニャ。だったら私の勝ちだけど!!!」

「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ。ハアアァァァ・・・ッ❤❤❤ふざけるなよ?ノゾミ。誰が逃げるもんか、そこまで言うなら受けてやるよ。“これ”を使ってな!!!」

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤・・・・・っ!?!?!?」

 そう告げるとセーニャは前に脱ぎ捨てた自分の服の方へと片手を翳すが、すると超能力か何かだろう、そのポケットから虹色に輝く涙滴状のアイテムが出現したかと思うと自動的に彼女の掌の中へと飛んで来た。

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤それって・・・?」

「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ。ハアアァァァ・・・ッ❤❤❤これはエルフ族に代々伝わる“時の涙滴”と言うマジックアイテムだ。これを一度発動させるとお前達人間の言葉で大体、周囲20メートルの範囲の時空間を断絶させて現実空間とは異なる時の流れを顕現させる事が出来るのだ。そうだな、大体向こうでの1日がこちらの1分以内と言う塩梅になるんだ」

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤へ、へえ。面白そうじゃん、早く発動させて見せてよ・・・!!!」

「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ。ハアアァァァ・・・ッ❤❤❤こ、後悔するなよ?ノゾミ。これを発動させたからには決着が着くまでは現実世界には帰れない、言っておくが私はお前を逃がしはしないからな!!?」

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤ば、バカじゃないの?誰が逃げたりするもんか。上等じゃん、やってやるよセーニャ・・・!!!」

 ノゾミのその言葉を聞いたセーニャはそのままの姿勢、状態を維持しつつも目を閉じて瞑想し始め、何やら呪いの言葉を唱え始めた、すると。

 掌の中の“時の涙滴”が虹色に輝き始めて一瞬だけだが希望とセーニャの身体が宙に浮いたような感覚を覚えた、もっとも。

 それは本の一時だけで、すぐに2人はまた元の状態を保ったまま、重なり合って横たわっていたのである。
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