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私たちは、女同士でエッチする
第41章 渚とメルル・番外編1
 希望がセーニャと相対していた、ちょうどその頃。

 彼女達よりも少し離れた場所で渚はメルルと対峙していた、姉と同じ可愛い系の面持ちに淡雪のように白くて滑らかな肌をしていた彼女はこの時まだ6歳であり、普通ならば幼稚園の年長組にいるであろう一幼女に過ぎない存在であったのだ。

 ちなみに彼女も元来負けん気が強くてその上、希望と同じく物心付く前から空手を習っており、その腕前も根性も6歳児にしては中々のモノを誇ってはいたのだが、所詮そこまで止まりであり間違っても自分より六つも上の、それも体格や身体能力に勝るメルルに敵うわけは無かったのである、それでも。

「てやあぁぁぁっ!!!」

「・・・・・っ!?!?!?」

 渚は戦う前から心が折れてしまうような、か弱い女性では決して無かった、それに勝負と言うのはやってみなければ解らないモノである、その事を知っていた渚は一目見て勝てそうに無いと解ってはいても、むざむざやられるような弱虫とは全く違う女の子だったのだ。

「はやっ、たっ!!!」

 対するメルルは艶やかな小麦色の肌をした、スレンダーな体躯の持ち主であった、膨らみ掛けの胸には薄紅色のニップルが二つあり、そこだけ嫌でも目立ってしまうが、そんな相手に対してまずは距離を詰めると回し蹴りを繰り出してエルフの少女をたじろがせ、続いて正中へと素早く突きをお見舞いする。

 それが防がれると今度は間髪入れずにローキックを狙い、更に正拳突きやソバット等多彩な技を繰り出して来るモノの、その鋭さと勇敢さにメルルは思わず驚愕した、目の前にいるのは確かに6歳の幼女であり、動きも拙く気迫も可愛いモノがある、が彼女は本気で打ち込んで来ているのであり、しかもその動作も機敏で隙も少なく、中々に油断は出来ない相手であった。
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