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キミ、拾った。
第2章 出会い
警戒心をむき出しにして
そうっと近づき、かおをのぞきこんだ。
「おや…」
ヤクザみたいなおとこだったらどうしようとか、
強姦された裸の女だったらどうしようとか、
あまつさえ、生首だけだったらどうしよう
なんて考えていたものだから、
穏やかに眠っているように転がる幼い男の子の顔に
違った意味でおどろいた。
胸のあたりを見るとゆっくりと上下しているから
生きていることは確かなようだ。
暗くてよくみえないけど、けがとかもなさそうだ。
「…生きてる。これは…警察か?救急車か?」
つぶやきながら、カバンから携帯電話を取り出した。
しばらく悩んで、110とプッシュした。
そうっと近づき、かおをのぞきこんだ。
「おや…」
ヤクザみたいなおとこだったらどうしようとか、
強姦された裸の女だったらどうしようとか、
あまつさえ、生首だけだったらどうしよう
なんて考えていたものだから、
穏やかに眠っているように転がる幼い男の子の顔に
違った意味でおどろいた。
胸のあたりを見るとゆっくりと上下しているから
生きていることは確かなようだ。
暗くてよくみえないけど、けがとかもなさそうだ。
「…生きてる。これは…警察か?救急車か?」
つぶやきながら、カバンから携帯電話を取り出した。
しばらく悩んで、110とプッシュした。