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キミ、拾った。
第2章 出会い
「すいません、あの、外にこどもが転がっ」
そこで言葉が遮られた。
楓の足首をぎゅっとつかむ感触。
叫ぼうとおもったが、自分以外にも生きた人間がいたことを認識していたので、視線を落とすと。
やはりもう一人の人間だった。
「通報しないで!お願いだから…」
電話の相手には聞こえないくらいの声で必死に訴えた。
楓はうーん、と悩んで、悩んで…
「…あ、すいません。保護者の方が探していたみたいで、無事に帰って行きました。すいません。お騒がせしまた。」
そう伝えると、携帯を閉じた。
そこで言葉が遮られた。
楓の足首をぎゅっとつかむ感触。
叫ぼうとおもったが、自分以外にも生きた人間がいたことを認識していたので、視線を落とすと。
やはりもう一人の人間だった。
「通報しないで!お願いだから…」
電話の相手には聞こえないくらいの声で必死に訴えた。
楓はうーん、と悩んで、悩んで…
「…あ、すいません。保護者の方が探していたみたいで、無事に帰って行きました。すいません。お騒がせしまた。」
そう伝えると、携帯を閉じた。