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キミ、拾った。
第3章 何ということでしょう
すると突然楓の体にぎゅっと抱きついた。

「………」
驚きすぎると思考回路が正常に動かないらしい。
楓はタバコをふぅっと吐き出して少ししてから

「…ななな!なんだ?!」

我にかえった。

「?だって僕ができるのは体使うことだけですから。
だからお風呂の入れって言ったんですよね?」

パァン!!

言葉より先に手が出た。
「何それ?あんた今までなにしてきたの?」
アキは叩かれたホッペに自分の手を当てながらキョトン
とした。
「痛い…」
徐々に俯くと、肩を震わせた。
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