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キミ、拾った。
第3章 何ということでしょう
何だが、かわいそうだな。
そう思ったら、楓はアキの頭を抱き寄せていた。
「…えと…何をしたらいいですか?」
「何もしなくていいよ。あたしがかわいそうだと思ったんだ。」
そう言ってアキの頭をなでた。
アキは訳もなく目から涙がポタポタと出てきて何度も服の袖で涙を拭った。
けれども次から次へと出てきて止めることができなかった。
「何か食べる?」
楓が聞いても、返答すらできないでいた。

ぐぅー

でもお腹は正直だった。
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