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キミ、拾った。
第5章 成長
「あ…ごめんなさい…」
慌てて手を離した。楓はつかまれた手首を自分でさすった。
こんなに力が強かったのかと、不安を抱いてしまった。
そんな楓の心情を敏感に感じ取ったアキは黙り込んだ。
脅かすつもりも、嫌がることをするつもりもなかったのだ。
ただ、楓が誰かを…自分以外の誰かに触れられているかと考えると怖かっただけ。
自分が楓だけは信じ切ってるのと同じように、楓も誰かにそんな存在がいたら、自分はどうなってしまうんだろうと…。
でも、良く考えたら勝手な話だ。
自分の事しか考えてなかった。
「ごめんな…さい。。」
ベッドから立ち上がるとした唇を噛み締めて、服の袖をぎゅっと掴んでとても小さな声で言った。
「ごめんなさい…嫌いに…なった?…ならないで……ごめんなさい…ごめんなさい……」
慌てて手を離した。楓はつかまれた手首を自分でさすった。
こんなに力が強かったのかと、不安を抱いてしまった。
そんな楓の心情を敏感に感じ取ったアキは黙り込んだ。
脅かすつもりも、嫌がることをするつもりもなかったのだ。
ただ、楓が誰かを…自分以外の誰かに触れられているかと考えると怖かっただけ。
自分が楓だけは信じ切ってるのと同じように、楓も誰かにそんな存在がいたら、自分はどうなってしまうんだろうと…。
でも、良く考えたら勝手な話だ。
自分の事しか考えてなかった。
「ごめんな…さい。。」
ベッドから立ち上がるとした唇を噛み締めて、服の袖をぎゅっと掴んでとても小さな声で言った。
「ごめんなさい…嫌いに…なった?…ならないで……ごめんなさい…ごめんなさい……」