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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第6章 【渦巻く愛憎と独占欲に囚われても…】
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カーテンが開いていることに中岸さんは気付くかしら。
部屋の中が丸見えです。
これはきっと、一颯くんなりの牽制だ。
亨さんも似たようなことをしてきたことがある。
やっぱり親子ね。
無理やり服を剥いで露わになったおっぱいに触れながら「シたの?」と聞いてきた。
知っているくせに私の口から言わせて余計にショックを受けるの?
「亨さんと…?」
「違う、隣の奴と、此処で何してたの?俺のこと待てなかったの?何で…?何で……」
溢れ出てきた涙が私に落ちてくる。
怒りながら泣いている。
こんな顔させたい訳じゃなかったのに。
わかってて待ってる間、どんな気持ちだっただろうか。
「ごめんなさい、辛かったね」
「親父だけでも嫌なのに酷いよ……」
「ごめんなさい」
きっと此処に向かわせたのは亨さん。
亨さんも全てを把握した上で鉢合わせするよう仕込んだのかも知れない。
罰を与えなさいと息子に指示したとしたら。
あぁ、なんてことなの。
こんな状況にゾクゾクしてるなんて。
引き出しから亨さんのネクタイを出して後ろで両手を縛り、アイマスクも着けられた。
勿論、全裸にされてベッドの上で為す術もない。
窓からはお仕置きされる私が背中越しに見えているだろう。
騎乗位で腰を振る一颯くんも窓の外を睨みつけて牽制しているのかも。
“コレは俺のだから手を出すな”とでも言い放つかのように。
激しくピストンされて何度も絶頂しました。
一颯くんったらバックで突き上げてきてスパンキングまでするんです。
亨さんから教わったのかしら。
“十和子はコレすると余計締まるんだ”と。
締まりに締まったオマンコを堪能した一颯くんはゴムの中で射精した。
出しても出してもすぐに新しいのを着けてポルチオイキさせてくる。
情けない顔で鳴きじゃくり淫らな姿を見せつけたことでしょう。
出窓越しに手をついて髪を掴まれバックで飛沫をあげる。
耳元で「アイツ見てるよ、俺だけの十和子さんだってわからせるから」とイキ地獄に遭いました。
まるで、出会った頃の中岸さん夫婦の見せつけセックスを今は私たちが体現している。
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