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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第6章 【渦巻く愛憎と独占欲に囚われても…】
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淫らにヨダレを垂らしイキ狂う私に容赦もしない。
一颯くんのお仕置きセックスに心底疼いて視界を遮れたまま意識が飛びました。
気がついたらベッドの上でシーツに包まり一颯くんに座って抱き締められていました。
何回射精したのでしょうか。
ぐったりする私をずっと抱き締めて意識が戻るのをひたすら待っていたようです。
起きてすぐに蕩けるようなキス。
「ごめんなさい」って謝るのは私の方なのに。
カーテンもちゃんと閉められていた。
「牽制出来たの?」
上目遣いでそう聞くと素直に頷いた一颯くんが更に愛おしく感じました。
裏切りだなんて思いません。
こうすることで息を楽にしてきたのですから。
わかって愛したのは自己責任です、なんて言うのは痴がましいですけど。
それでも離れない人に全力で愛してあげるだけなのです。
間違いだと気付いていても否定はしません。
肯定し続けてあげる。
誰も止めることの出来ない狂愛の巣窟から誰も抜け出せないのですから。
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