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エリートサラリーマンの転落
第2章 告白その1:最初の覗き
私が覗きに興味を持ったのは、中学2年生、当時通っていた進学教室のハイキングの際の出来事がきっかけでした。

あれは4月下旬、場所は日光・霧降高原。

広大な牧場を散策しながら頂く、搾りたての牛乳、そして、ソフトクリーム。どれも、とても美味しく、みんなは大はしゃぎでしたが、私は急にお腹が痛くなってしまいました。

「椿、何やってんだよ、早く来いよ!」
仲間は呼びますが、それどころではありません。「トイレはどこ?」と辺りを見回しましていましたが、牧舎は遠く、周囲は牧草地、トイレなんかどこにもありません。その間にも便意を伝えるシグナルが間断なく発せられ、もう一刻の猶予もなくなりました。こうなったら、草むらでするしかありません。

私は脇道に逸れ、林の中に駆け込み、草むらに飛び込みました。ズボンと一緒にパンツを下ろすと同時に、ブリュッ、ブリュッ、ブチャー…
危ないところでしたがどうにか間に合ったいました。

原因は搾りたての牛乳です。

すっきりした私がお尻を拭いて立ち上がろうとした、その時です。カッカッカッと靴音がして、付き添いで来ていた友だちのお母さんがすぐ近くの木の根元に駆け込んできました。手を伸ばせば届きそうな距離、2メートルもありません。

彼女は辺りを気にしながら、ズボンを下ろして、そこにしゃがみ込みました。どうやら、私と同じ症状のようです。

ジョロジョロとオシッコの流れる音に続き、お尻からニュルニュルとウンコが出てきました。

私は唾を飲み込みましたが、次の瞬間、「うぅぅ……」と苦しそうな声が漏れると同時に、それはビュッと液状のものに変わりました。顔にかかってしまいそうな勢いの下痢便です。
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