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エリートサラリーマンの転落
第2章 告白その1:最初の覗き
私は「あっ」と声が出てしまいましたが、音が小さかったことと、お母さんが苦しそうにお腹を押さえていたので、後を振り返る余裕がなく、気がつかれることはありませんでした。

その後もウンコは出続けていましたが、私は息を潜め、最後に彼女がティッシュでお尻の汚れを拭き取るところまでしっかりと見ていました。

赤くなった肛門が膨らんだり萎んだり、その繰り返しに、顔を出した便がニュルニュルと搾り出され、直ぐにビュッ、ビュッと液状の下痢便、何度もその光景が頭に浮かぶほど、私は激しいショックを受けました。

それからというもの、色々とチャンスを窺っていましたが、こんな幸運に巡り会うことは、当たり前のことですが全くありませんでした。

ところが、高校2年生の時、友だちと出掛けた千葉県のM海岸、再び幸運が巡って来ました。

あれは人出が多くなってきた午前10時過ぎのことです。

私はビーチパラソルの下で荷物番をしていましたが、目の前を、水色のワンピース水着の女性、30代かな、その女性が浜辺の後ろの丘に向かって小走りで登って行くのです。

トイレだ……と直感した私は荷物番のことなど忘れて、彼女を追いかけました。昔はよくありましたが、海の家は別として、海水浴場の公衆トイレは男女共用でした。だから、3つある個室にそっと近づくと、真ん中のドアが閉まっている個室からゴソゴソと音が聞こえてきましました。

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