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第1章 新婚生活

そしてやっと妊娠６ヶ月が経った晩

「ちょっと大事な話が有るんだけどいいかな？」


「何？」と怪訝そうに答えます。


「実は俺種無しなんだ」


「種無しって？」


「無精子症で子供を作る事が出来ない身体なんだ」


まゆ子は流石に動揺を隠せない様でした。

「それってどういう事？この子が貴方の子ではなくて私が浮気でもしたと思ってるの？それならもう別れましょう」とまくし立てます。


「わかった、君があくまでそういう態度なら別れても良いが、もう妊娠６ヶ月も過ぎてるし世間も知ってるから、好奇心旺盛なマスコミは黙っていないだろうな、離婚したとなれば僕ももう貴女を庇う事も無いから本当の事を話すしか無いよな、そうなれば君の好感度はガタ落ちどころかもはやヒールだよな女優だけでなくコマーシャルの仕事も無くなるな」


これを聞いて彼女は明らかに動揺を隠せず泣き出します。


女の涙は常套手段で女は都合が悪くなると直ぐ泣いて男はこれに弱い事を知ってます。