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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第4章 オフィスメイド 二宮 由紀
 青山は、京料理を堪能しながら、昨年来の、シンガポールやロンドンへの出張中の面白かったプライベートの出来事を、愉快そうに由紀に話して聞かせた。由紀も、それに釣られて、YouTubeを参考に、京阪神のカレーパンの食べ歩きをしていることなどを、無邪気におしゃべりしながら、料理の最後に、お櫃から香り高い松茸ご飯をよそって、青山に差し出した。そして、大ぶりの備前の湯呑みに、宇治の深蒸し茶を注いだ。

 青山は、お茶を一口すすると、由紀の肩を抱き寄せ、柔らかくキスをした。由紀は、目を閉じたまま、しばらく寄り添っていたが、 「すみません、ご主人様。少し準備をさせて下さいませ。」 と言って、立ち上がると、手早く下膳を始めた。青山も、何事も無かったかのように、手洗いに立った。由紀は、台所の隅で隠れるように口をすすぎ、化粧を直してから、座敷の明かりを消し、床の間脇の行灯型スタンドだけを点けて、座卓の脇に正座して控えた。

 部屋に戻った青山は、薄暗い明かりの中に座る、由紀の妖艶な和服姿を見止めると、黙ったまま、膝立ちになって後ろから抱きしめ、共衿から手を滑り込ませて、豊かな胸を揉んだ。乳首を摘むと、由紀は小さな声を上げて膝を崩し、青山に寄りかかった。青山が、由紀の帯を解き始めると、秘めやかな衣擦れの音が座敷を覆った。そして、長襦袢の紐をほどくと、それで両手首を縛ってから、由紀を畳の上に押し倒した。
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