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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第1章 土井社長 ~ 神戸国際投資顧問会社の秘密
西島は、突然の申し出に驚きながらも、思わず頬を緩めて 「有り難う。では、そうさせてもらうかな。」 と言って立ち上がった。由紀は、部屋壁にしつらえたキャビネットを開いて上着とネクタイを掛けると、別のキャビネットからバスタオルを取り出した。そして、手馴れた様子でソファーの背もたれのロックをはずしてベッドにしてから、バスタオルを敷いて西島をうつ伏せに寝かせると、頭側に回り込んで、首の受け根から肩甲骨にかけてを丁寧に指圧していった。
「二宮さん、上手ですね。そういえば、父の闘病中から、ずっと体に力が入っていたのかな。久しぶりに首筋に血が巡って楽な感じがしますよ。それにしても、ソファーベッドや、リネンの準備まであるとは驚いたなあ。」
「奥のもう一つのドアは洗面スペースで、小さいですけどバスルーム付きです。でも、勘違いなさらないで下さいね。もともと、この会議室では、皆様が資産をお預けになっているヨーロッパやアメリカの投資銀行などとのお打合せが頻繁にあるんです。時差の関係でどうしても深夜になりますので、軽食をお出ししたり、仮眠が出来るようにしてあるんですよ。この部屋のほかに、広さが半分ほどの小会議室があります。そちらの洗面スペースはシャワーブースだけなんですけど。」
「二宮さん、上手ですね。そういえば、父の闘病中から、ずっと体に力が入っていたのかな。久しぶりに首筋に血が巡って楽な感じがしますよ。それにしても、ソファーベッドや、リネンの準備まであるとは驚いたなあ。」
「奥のもう一つのドアは洗面スペースで、小さいですけどバスルーム付きです。でも、勘違いなさらないで下さいね。もともと、この会議室では、皆様が資産をお預けになっているヨーロッパやアメリカの投資銀行などとのお打合せが頻繁にあるんです。時差の関係でどうしても深夜になりますので、軽食をお出ししたり、仮眠が出来るようにしてあるんですよ。この部屋のほかに、広さが半分ほどの小会議室があります。そちらの洗面スペースはシャワーブースだけなんですけど。」