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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第4章 オフィスメイド 二宮 由紀
玄関前に、迎えのベンツ560SELが停まった。由紀は、玄関で青山にアタッシュケースを渡すと、正座して、 「行ってらっしゃいませ。ご主人様。」 と言いながら、深くお辞儀をして、送り出した。
由紀は、シーツが気になったので、洗濯乾燥機に入れ、それが仕上がるまで、台所や寝室の掃除をしてから、昼前に屋敷を出た。
☆
夕方、会社の事務室に戻っていた由紀に、青山家の使用人から電話があり、屋敷の後片付けのお礼と合わせ、青山が<屋敷の合鍵は、土井社長に預かってもらうように>と言っている、との伝言があった。由紀は、自分のオフィスメイドとしての振る舞いが、青山家の人たちにお見通しになっていることに、恥ずかしい気持ちと、そして、周りに温かく見守られているという安心感を、同時に覚えたのだった。
由紀は、シーツが気になったので、洗濯乾燥機に入れ、それが仕上がるまで、台所や寝室の掃除をしてから、昼前に屋敷を出た。
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夕方、会社の事務室に戻っていた由紀に、青山家の使用人から電話があり、屋敷の後片付けのお礼と合わせ、青山が<屋敷の合鍵は、土井社長に預かってもらうように>と言っている、との伝言があった。由紀は、自分のオフィスメイドとしての振る舞いが、青山家の人たちにお見通しになっていることに、恥ずかしい気持ちと、そして、周りに温かく見守られているという安心感を、同時に覚えたのだった。