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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第5章 オフィスメイド 関口 美穂

久松は、海外資産の運用管理を委託しているフランクフルトの投資銀行あての、米国国債売却の指示書にサインを済ませ、社員の二宮由紀が書類を持って退室したのを見計らうように、お茶をひとすすりしてから、上体を土井の方に乗り出し、改まった口調で、 「土井さん。今日は、折り入って相談があるんですよ。」 と、話を切り出した。
「先日、家内の七回忌の法要を済ませましてね。彼女を亡くして、ひどく落ち込んだ時期もありましたが、皆さんに支えてもらって、何とかここまで来ました。最近はね、この辺で、次に踏み出そうかという気持ちにもなってきたんですよ。」
「まだお若かったのに、本当に残念なことでした。改めて、乳がんは怖いと思いますよ。この会社にご関係のご当主の皆さんも、久松さんのことを随分心配されてきました。それでも、そういう前向きな気持ちになられたというのは、何よりです。」
「先日、家内の七回忌の法要を済ませましてね。彼女を亡くして、ひどく落ち込んだ時期もありましたが、皆さんに支えてもらって、何とかここまで来ました。最近はね、この辺で、次に踏み出そうかという気持ちにもなってきたんですよ。」
「まだお若かったのに、本当に残念なことでした。改めて、乳がんは怖いと思いますよ。この会社にご関係のご当主の皆さんも、久松さんのことを随分心配されてきました。それでも、そういう前向きな気持ちになられたというのは、何よりです。」

