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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第6章 オフィスメイド 吉村 麻衣
吉田が、水割りのグラスに口を付け、固いハードスモーク・サーモンを噛みしめながら、「そうでしたか。由紀さんからは、私のことを、ほかにも聞いていますか。ちょっと興味深いな。」 と言うと、麻衣は、しばらくモジモジしていたが、顔を赤らめ、ますます小さな声で、 「あのぅ・・・。バスタブはお使いにならず、シャワーをお好みなので、へアーバンドの用意とか。それから、そのぅ・・・多分、朝まで帰していただけないんで、朝食の準備とか・・・。でも、私のことがお気に召さなくて、直ぐに帰されたらどうしようかとか、心配で・・・。」 と言って、恥らうように、顔を両手で覆った。
その、かわいらしい仕草を見ながら、吉田は、思わず水割りを噴出さんばかりに笑いながら、 「そんな心配はいらないから。さあ、こちらに一緒に座って、麻衣さんも少し飲みませんか。社長から聞いたけど、綾子ママのところに居たんだって。ひょっとしたら、何度か横に付いてもらったかも知れないね。」 と、声を掛けた。麻衣は、 「すみません。私、お客様を覚えられなくて、いつも綾子ママに叱られて・・・。」 と、消え入るような声で言いながら、吉田の横に寄り添い、両手でグラスを持って口をつけた後、その手を、吉田の太ももの上にそっと置いた。
その、かわいらしい仕草を見ながら、吉田は、思わず水割りを噴出さんばかりに笑いながら、 「そんな心配はいらないから。さあ、こちらに一緒に座って、麻衣さんも少し飲みませんか。社長から聞いたけど、綾子ママのところに居たんだって。ひょっとしたら、何度か横に付いてもらったかも知れないね。」 と、声を掛けた。麻衣は、 「すみません。私、お客様を覚えられなくて、いつも綾子ママに叱られて・・・。」 と、消え入るような声で言いながら、吉田の横に寄り添い、両手でグラスを持って口をつけた後、その手を、吉田の太ももの上にそっと置いた。