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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第2章 オフィスメイド 神崎 愛実(めぐみ)

伊集院は、ビールを飲み干すと、愛実が飲み終えるのを待って、 「夏の休みの日はね、いつものんびりと昼寝をするんだよ。」 と言いながら、愛実をソファーに手招きし、自分の横に座らせた。そして、 「すまないけど、今日も<抱き枕>から始めよう。」 と、笑いながら横になり、愛実の太ももに頭を乗せた。愛実も笑いながら、 「かしこまりました。」 と応えて、伊集院の肩や腕を手でさすった。
愛実が、 「私、ラジカセもテープも、実物を見たのは初めてかも。今かかっている曲も知らなかったんですけど、・・・素敵ですね。」 と言うと、伊集院は 「昔はね、今みたいに音楽をダウンロードとかするんではなくてね。FM放送から録音していたんだよ。そのころのテープが沢山残っていてね。これは、阿川泰子がジャズのスタンダードナンバーをカバーしていてね。曲は<ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ>というんだ。」 などと教えながら、テープに聞き入り、しばらくすると軽い寝息を立て始めた。

