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繋がり
第1章 想いのハジマリ
「っ………うん」
蒼。
蒼
あおい、あおい、あおい
頭のなかも体中が蒼でいっぱいになる
蒼の背中に腕を回して
力一杯その気持ちを抑える
蒼
私は気づいちゃったの
蒼と同じ高校に行きたいのも
蒼の近くにいたかったのも
全部 ぜんぶ ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ
蒼が
好きだったからなんだね
蒼は私の義兄。
血は繋がってなくても私たちは兄妹なんだ
わかってる。
だから
私は…
蒼への気持ちを高校入学で誰にも話さず
誰にも言わず
この気持ちを隠し通すと決めたの