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繋がり
第1章 想いのハジマリ
「ま、とりあえず教室いこうぜ」
「あぁ」
そういって歩いてると
前から一人の女子が歩いてくる
近づいてから気づく
「………あ」
龍樹も気づいたらしい
山崎 花絵 ヤマザキカエ
こないだ、俺に告白してきてフッたやつだ。
「……っ」
同じクラスだったが、告白されてからは気まずいままだ
「おはよ」
俺がそう言うと山崎は顔をあげて少しホッとしたように笑った
「おはよう…」
通りすぎたあとに龍樹がため息をついた
「あんな、美人をふるなんてな」
「なにいってんだ、大人しい顔して、あいつ裏ヤバイの知らないのかよ?」
「え?!」
「お前、女に騙されんなよ?」
俺がそう笑うと龍樹は少しヤバイって顔をした
「腹黒いってことか?」
「ま、そんなとこだな」