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繋がり
第3章 消えない過去


「………嘘なんて、つかない……つけないよ」
「…藍」

蒼はゆっくり優しく
あの変わらない手で私の頭を撫でた

「……藍……」

そしてそのまま私をぎゅっと抱き締める

「……ねぇ蒼…」
「ん?」

私は蒼の胸に頭を預け目をつぶった

「………蒼に出会って、私の世界は変わったの…汚された痛みと苦しみで、生きることにも執着してなかったの」
「……うん」
「でも、あの日蒼にあって…私の世界に色がついたんだよ…わたし、出会ったときから蒼が好きだったのかもしれない」

そういうと抱き締める力が強くなる

「……俺たちは、血繋がってはないけど…兄妹には変わりない…」

その一言に少し胸が痛む

そう。
どんなに想っていても私たちは兄と妹なんだ

「…………でも、俺は藍を離す気はないから…母さんや父さんには言える関係じゃない…でも、もう、藍を悲しませたりしない」



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