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繋がり
第4章 熱


蒼side



朝、目覚ましで目を覚ます

「………ん……」

時計を見ると10時を回っていた

今日、土曜日か。

「……………土曜日?」

俺は段々と冴えてくる頭で一昨日のことを思い出した

「っ!」

布団からがばりと半身を起こす。

「………母さんたち、旅行……」

呟いてから、昨日のことを思い出す

「っ」

そうだ。
藍に、告白して…

両想いに、なったんだっけ…


「………うわ…」

実感が少しわいて、ちょっと恥ずかしくなる

でも

なんで、伝えてしまったんだろうってちょっとだけ後悔する

これから大変なのは藍なのに。
ていうか、どうすんだ…仮にも妹だぞ…

なんてごちゃごちゃ考えて
俺は片手で頭をかく

「あーくっそ!」

そう叫んで俺は布団からでて、下に降りる


するとそこには丁度母さんたちが玄関にいた

「……あら、蒼、おはよう」
「おはよう」
「それじゃ、行ってくるぞ。いいか、藍、彼氏とかほら、そういうやつはだめだからな!」
「わ、わかってるよ」

なんつーこと言うんだ。

「……お父さん、行くわよ」

母さんは呆れながら笑ってる

「………蒼、頼んだぞ。行ってきます」

俺は苦笑いをして手をふる
藍も苦笑いをしてる




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