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繋がり
第1章 想いのハジマリ
すると蒼がふと目線をバスに移したので
目があってしまった
「っ……」
お互い少しの間見つめあっていた
私には長い時間だったけど。
「ばーか」
そう、蒼の口が動いて蒼がまた自転車をこぎだした
「ばかって……」
小さく呟いて少し苦しくなる胸を押さえた
「ほんとに、かっこいいよね」
蒼は出会ったころにはすでに背が高く
もともと黒いさらさらの髪
細すぎず、筋肉がついてる
「……そう、かな…」
私は微笑んで蒼の姿をおう
うん、かっこいいよね、なんて言えたら良いのに