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繋がり
第1章 想いのハジマリ
「あ、藍のお兄ちゃん」
そんな声に反応してしまう
顔をあげると、ちょうど学校に向かう自転車に乗ってる蒼が視界にはいる。
「………」
「藍のお兄ちゃん、またこないだ告白されてたよ」
「え?」
またか。
蒼がモテるのは知ってたけど
そういう、話を聞いて少し胸騒ぎがしてる私は、まだまだだなって思う。
「兄があんなにモテてたら藍も鼻高いでしょー」
「え?あ……うん、まぁね」
そういって曖昧な微笑みをこぼして
またバスの外にいる蒼に視線を戻す