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横を向いて歩こう
第1章 誠か誠以外か
「この間はごめんな。電話してから行けば良かったね。」

週末誠とカフェで向き合う

私たちはこうしてたまに外で会っていた
別に深い意味はない

誠と住んでた家に荷物まだあるし
一度に取りに行けたら良いのだが
なんだかんだ細々したものを忘れてしまっていた

あたしもあたしで伝えることがあって
別に電話でもいいのだけれど

友達みたいな感じなんだろうな
女友達誘うより気心が知れてて楽だった

夫婦としては上手くいかなかったけど
離れたらなんだか楽に会える

虫がいいかしら?
親戚はあたしたちが会うことを良くは思わないはず


「誠あのさ、」

「うん。」

彼は雑誌を読んでいた

「こうして会うの、、、やめた方がいいかな?」

「うーん、幸子が嫌なら。」

自分はどうなの?
この人にはいつも意思がなかった
あたしがどうしたいかいつも聞かれて
あたしはさくさく自分で選びたいタイプだったけど
そんな思っていたのはあたしだけ?
本当は誠もこうしたいとかどうしたいとかあったんでしょ?

ため息
もう今さら考えてもしかたないか

「あたしは嫌じゃないよ。」

「そっか。」

また彼の目線は雑誌に戻った

結局あなたは自分にしか興味がないんだわ
自分ファースト

でもあたしもあたしファーストだから
何も言わない言えない


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