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第8章 失われた能力

「うふふ…亜土夢、恥ずかしい？」

夢子の問いかけに、
亜土夢は小さくうなずいた。

『きゃあ～！亜土夢、可愛い～！』

私の処女を奪った罰よ
じっくりと責めてあげるわ…

恥ずかしいの？
じゃあ、見ないようにするわね、とは返さず、
夢子は亜土夢を押し倒し、
シャツを脱がせて
亜土夢の胸元に顔を寄せて乳首を口に含んだ。

左右の乳首を口と指で刺激しながら、
亜土夢の肉棒をしごく。

「う…っ、あ…ゆ、夢子ぉ…」

亜土夢の口から余裕のない声が聞こえた。

肉棒の先からわずかに液が漏れ出した。

「僕…っ、もう…」

「まだ駄目だよ」

そうダメ出しながらも、夢子は手を止めなかった。

「く…、うぁ」

亜土夢の体に力がこもり、肉棒は硬さを増した。

「ゆ、夢子ぉ…、ぅ、も…無理…」

亜土夢は腰を浮かせて限界を迎えそうになる。

そのギリギリで夢子は手を止めた。

脱力感に襲われた亜土夢は
ベッドに沈みこんで荒い息をしている。
襲いかかってきた射精感が静まるのを待っている

亜土夢を起こしてベッドの端に腰かけさせ、
夢子は亜土夢の足の間にひざまづいた。

そして亜土夢の肉棒に舌を這わせた。

ふんだんに唾液をまとわせて、
わざと音を立てるように責め立てる。

亜土夢を欲情させるために
わざとピチャピチャと音を立てたのだけど
自分が発する音に夢子自身も刺激されてしまい、
夢子は自分のうずく下腹部に手を滑らせた。

夢子の陰部は触れる前から蜜を溢れさせていた。

指先に蜜を絡ませて陰部の割れ目をなぞり、
隠された芯を探り当てる。

なめらかに指がこすれて、
痺れるほどの快感が全身に伝わった。