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夢見る夢子
第4章 男の体
『ダメだよ!そんなことをしたらいけない!』
谷本先生のわずかな意識が
ストップをかけているのに
先生の手は真紀子のおっぱいを揉みはじめた。
「いゃ~ん…先生ったら情熱的ぃ~」
真紀子はヘソが見えそうな短いシャツを
グッと上に引き上げてブラを露出させた。
『真紀子…あんた積極的ねえ…』
夢子は呆れてしまった。
バージンではないのは会話の節々で
およその見当はついていたけど
こんなにもセックスに対して
あっけらかんとしているなんて…
「いいねえ…
こうやってお互いに納得しあってのセックスは…
一緒に気持ち良くなろうね」
自分の発言に谷本先生のわずかな意識は
頭を抱えて困り果ててしまった。
『おしまいだぁ~!
こんなことが教育委員会にバレたら
間違いなく懲戒解雇だぁ~!』
その声を聞き付けた夢子の意識も
先生に同調する。
『先生…ここはひとつ共闘して
二人のセックスを止めましょうよ』
『あああ~!
ついに他の女の声まで聞こえ始めたぁ~!
俺は…俺は…狂ってしまったんだあぁ!!』
わすがばかりの谷本先生の意識に
語りかけたのが間違いだった。
お互いに力を合わせるどころか
自分は発狂してしまったんだと
行動を自粛する術を放棄してしまった。