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夢見る夢子
第4章 男の体
はあはあはあ…
谷本先生の呼吸が荒くなってゆく。
『ああ!ダメ…わたし、制御できない!!』
谷本先生に侵蝕したはずなのに
夢子はどうすることも出来ない。
血流がどんどんと股間に集まってゆく。
制御できないのは谷本先生の意識も同じで
心の中にいろんな女の人の裸が浮かんでは消え
消えては再び浮かんできた。
おまんこ…
不意に谷本先生の意識に
その四文字が浮かび上がった。
その途端に夢子の意識も
谷本先生の意識も
心の片隅に追いやられて
性欲という名の意識が爆発するように大きくなった
その瞬間、谷本先生の体は
素早く真紀子の体に覆い被さっていた。
「君が誘ったんだからね!
君が僕を誘惑したんだからね!」
心の片隅に追いやられた谷本先生の意識が
『違う!その言葉は僕の言葉じゃない!』と
必死にもがいていた。
夢子も谷本先生の意識と同調して
行動を制御しようとしたけど
『性欲』という意識の壁は想像以上にでかくて
歯が立たない。
襲いかかられた真紀子は案外と平然として
「いいよ…先生なら抱かせてあげる」と
嫌がるどころか
反対に谷本先生の体に抱きついてきた。
股間に血流が注がれるものだから
谷本先生の脳への血流が弱くなり
アドレナリンが爆発的に生成されていた。