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夢見る夢子
第6章 ナース 彩佳
「ふぅ、わ、はぁああああんっ!
いい、いいの~~…っ!!」
それは、身体が溶けそうなくらいに
すごく気持ち良かった。
全部溶けて、
私がいなくなっちゃえばいいのに、と思う。
淫らな声をあげながら、
彩佳は何度も何度も達した。
北見先生は満足そうな顔をして、
彩佳の中に放出した。
その後も二人、ぎゅうと抱き合ったまま
しばらく動きたくなかった。
「私、先生に抱いていただいて幸せ…」
彩佳がポツリと『幸せ』という
ワードを告げた瞬間、
意識の中に潜り込んでいた夢子は
無理やり強い力で引き剥がされた。
次の瞬間、夢子はICUのベッドに寝かされている
自分の本体の元に帰っていた。
「ブラボー!!」
パチパチパチ…
歓声と拍手に夢子は迎え入れられた。
もちろん歓声を上げているのは
あの案内人と称するのっぺらぼうだ。
「いやぁ~、夢子さん、貴女は素晴らしい!
ミッションを見事にクリアしたのだから」
さあ、ご褒美です
元の体へお帰りなさい
のっぺらぼうは漂う夢子の意識を鷲掴むと
ベッドで意識を回復しない本体にぶん投げた。
たちまち、夢子の意識にズーンと重力がかかり、
昏睡状態だった夢子が微かに目を開いた。