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I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「後は舌先で舐め取りなさい。残すなよ。」
ピタリとご主人様は手を止めると、キッチンへとスプーンを運んでいき、私の返事を待たずにテレビがあるリビングの方へと去って行った。
「.......ニャア......。」
1人取り残された私は、ご主人様の行動が気になりながらも舌先で牛乳を舐め取っていく。前かがみになった事で鼻先や結んでいないミディアム丈の髪の先が牛乳塗れになりながら、一滴も残さず時間をかけて懸命に舐め取っていったのだった。
「偉いじゃないか、美月。
その鎖を取ってあげよう。」
戻ってきたご主人様の言葉に私は弾かれたように顔を上げる。ウットリした表情で「ニャア」と鳴き声を上げると、ご主人様は真新しい布巾で私の顔と髪に付着した牛乳を拭ってくれた。そんな彼に私は背を向ける。
解錠する音が聞こえた後に、両手の拘束が解かれる。すぐさま「リビングに行こう」とご主人様に囁かれ、その場から立ち上がろうとした時だった。
「美月、四足歩行だ。お前は私の猫だ。」
諭すような口調で命令するご主人様に、私はコクリと頷くと、両手両足を床につけて、4本足で歩き出す。
そのままリビングの方へと向かい、後からバスタオルを手に抱えたご主人様がソファーに腰かけた後に、立ち上がった。
深々と腰掛けたご主人様の両足の間に「座れ」と命令された私は、指示通りにそこに座ると、今度は太もも枷を手渡される。
手首と太ももを繋ぎ、身動きを奪う拘束グッズだ。それを片側は自ら装着しろとご主人様に命令され、太ももと手首をマジックテープで固定し、もう片側は背後からご主人様に固定された。
すぐ近くにボールギャグが転がっていた。ソファー周辺には様々な玩具が無造作に散らばっている。今度はここでエッチをするのだろうかと想像しながら、私は何となく正面のテレビに目を向けた。