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I‘m yours forever
第1章 美月、傷つく





「黎一さんの小指には、私の唾液が付いていたから...その....間接キスで....その後の舐め方も凄く卑猥に見えて...貴方とキスをしているような感覚になったの...。敏感だし妄想力もあるから...すぐ濡れて...もう限界なの....。」


羞恥によって急激な顔の火照りを感じながらも、最後まで視線は黎一さんから外さなかった。
きっと耳まで赤くなっているだろう。
恥ずかしくてたまらなかった。



「......よく言ってくれた。いい子だ。
 ベッドに行こうか、美月。」


至極ご満悦そうな黎一さんからお褒めの言葉を頂いた私は、甘美な気持ちでいっぱいになった。


最初から羞恥心を過剰に煽る選択肢しか残せないように、計画的に私を言葉で追い詰めた癖に。


そう思っていた感情は確かにあった筈なのに、

貴方の蕩けるような声で褒められたら、

全てどうでもよくなってしまう。

その度に私は貴方に敵わないと思うのだ。



「はい....。」


コクリと頷いた私は、先に椅子から腰を上げるとキングサイズのベッドへと乗り上げた。
続いて照明を暗くした黎一さんが仰向けになった私の上に覆い被さると、ナイトガウンの上から両胸を揉まれる。



「.....んっ.........あぁッ...んっ...あぁん....」


いつも以上に優しく感じる彼の手つきに焦ったい刺激を感じながらも、私の艶かしい喘ぎ声が漏れる。
暫くして、彼の片方の手が下半身へと向かった。期待に胸を膨らませたが、その手はナイトガウンを捲って太ももをこれまた優しく撫でただけだった。


もう...早くアソコに触れてほしい。


...挿れてほしい。


とことん焦らすつもりなのかな。


また言わないと...駄目...?



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