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第2章 美月、奮闘する

「.......で、大分話は脱線したが、私の願いを叶えてくれる気はあるのか？」


「え！！ま、まだ続いてたんですか！？てっきり終わったのかと...。」


「勝手に終わらせるな。で、どうなんだ？スイッチャーの私に遠慮は要らない。後はお前の気持ち次第だ。」


「.....何故罵られたいと思ったのか理由をお聞きしてもいいですか？」


「お前が私を罵る等、滅多に見られないと思ったからだ。例えるなら、生きている内に皆既月食と天王星食を同時に鑑賞出来るぐらいの奇跡だ。好奇心が大いに刺激されるだろう？そう思わないか？」


いや... 例えが神秘的すぎて逆によく分からないんですけど....。


何だろう、物珍しいから見たいって事？
それとも「見たいし、とても期待している」って事？


ど、どうしよう。
黎一さん用語、正しく理解出来てるか分からないし、期待に応えられる自信無いんだけど....。