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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第9章 温泉旅館~終章~
松岡というのは名の中居は台拭き用の布巾を手に部屋に戻っていた。
襖の向こうからは喘ぎ声も軋むベッドの音もなく静かに思えた。
それでも、物音を立てないようにテーブルを拭いていくといきなり、部屋が揺れたのかと思うほどの衝撃と喘ぎともつかない、苦しそうな声がして襖を見つめる。

【なに、今の…】

客のプライベートを覗いてはならない。
中居の鉄則だということは充分に理解している。
でも胸の高鳴りは一層激しくなっている。
静かにゆっくりと立ち上がった。
畳の上を摺り足で襖へと近づいていく。

「ぁぁんっ…お義父さんっ……お義父さんっ……」

関を切ったような声が聞こえてきた。
もう襖は目の前のところまで近づいていた。

卓司は楔のような突きを打ち下ろしていく。
叩きつける度にぶつかる音がし、愛液は飛び散った。
逃がしどころのない衝撃がすべて花怜の奥深くに刻み込まれていく。

「待ってっ……待って……ぁんっ……壊れっ…るぅっ……」

襖に耳を押しつける必要などなかった。
父娘のセックスは生々しく、娘の喘ぎ声だけでなく…呼吸や濡れ交わる音までも聞こえてくる。

【あんなに激しく…すごい…どんなセックスしてるの…あんな声…出したことない……】

中居はその場から動けない。
着物の下にじっとりと汗をかいていく。

卓司は打ち下ろす間隔を狭めていく。
強い足腰は年齢を感じさせないほどに荒々しく花怜を絶頂へと追い込んでいく。

「意識を保てっ…最後まで感じるんだっ…」

「ぃやぁっ、むりっ…ぁんっ、ぁんっ、ぁんっ、ぁぁあっ、激しっ、ぁんっ…ぃっ、てるっ、…逝ってるのぉ…すごぃっ…お義父さんっ…ずっとっ、ずっとっ……ぃくっ、……あぁ…またっ……」

「あぁ…凄い締めつけだっ……おぉっ…花怜っ…どこに欲しいっ…」

【欲しいっ…子宮の中に…欲しいっ…】

「だめっ、中はだめぇっ…だめなのぉっ…」

「じゃあっ、もう抜かなきゃなっ…」

ずるずると肉棒が引き抜かれていく。
逃がしたくないと、更に膣道を締めつけてしまう。

「ぃやぁっ…だめっ…っん……抜いちゃ……だめなのぉっ……」

花怜はいつの間にか大きな背中に手を回していた。

「妊娠したくないんだろっ…」

抜きかけた肉棒をまた突き刺していく。

「ぁぁんっ……深ぃのっ、いいのっ……もうっ……きてっ……あぁぁっ……またっ、ぃくっ……」
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