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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第19章 単身赴任
花怜はテーブルに手をついて立ち上がった。
「もう、いぃっ……全部事後報告じゃないっ……」
そう言って寝室へと駆け込んでいった。
内鍵をして、ベッドに倒れ込み…悔しさに声を出して泣いた。
仕事なんだから仕方ないと思ってもやはり相談も無しに決められていくのが悲しかった。
孝一は花怜を追いかけなかった。
「こうなるって分かってたから言えないんだろ…」
そう溢すと立ち上がり冷蔵庫を開けた。
ビールが1本も残っていないことに…
「親父の奴…全部飲んだのかよ…」
戸棚からウイスキーを取り出すと、ロックグラスに氷を入れて一気に飲み干した…。
花怜はようやく泣き止むと義父に電話をかけた。
義父しか浮かばなかった。
ノックすらしてくれない夫に悲しみが増していく。
義父の声を聞くと、また泣き出してしまった。
「お義父さんっ……んっ、んくっ……お義父さぁんっ……っん……」
花怜は泣きながら義父に全てを話した。
義父は相づちを打ちながら最後まで聞いてくれた。
「花怜…孝一と話しをさせてくれないか……」
義父の落ち着いた声に頷くと花怜は寝室を出ていった。
ダイニングには背中を向けたままの夫が座っていた。
「…あなた……お義父さんが話しをしたいって……」
泣き腫らした顔でスマホを差し出す。
「なんで親父が……」
スマホを受けとると…
「なんだよ話しって…」
孝一はリビングに移動していった。
「花怜に何言われたのか知らないけど仕事なんだ…親父には関係ないだろ…」
花怜は椅子に座ってリビングの夫を見つめていた。
最初は興奮気味だった夫の口調が徐々に落ち着きを取り戻していく。
義父は何を話してるんだろうと思っていると夫がこちらに近づいてきた。
「親父が代わってだってさ…」
「…もしもし…お義父さん……」
穏やかな声で話す義父の言葉に花怜は何度も頷き、また涙を溢していった。
「ぅぅっ、お義父さんっ……はぃ…はいっ……わかりました……ありがとうございますっ……はぃ、よろしくお願いします……」
花怜がスマホを置くと
「いいのか…俺がいない間、実家暮らしで…」
「うん……お義母さんもいいって言ってくれてるって…だからお世話になるね……」
孝一は花怜が泣きついたのが自分の父親なのには驚いたが、少し落ち着いた様子の妻に胸を撫で下ろしていた。
「もう、いぃっ……全部事後報告じゃないっ……」
そう言って寝室へと駆け込んでいった。
内鍵をして、ベッドに倒れ込み…悔しさに声を出して泣いた。
仕事なんだから仕方ないと思ってもやはり相談も無しに決められていくのが悲しかった。
孝一は花怜を追いかけなかった。
「こうなるって分かってたから言えないんだろ…」
そう溢すと立ち上がり冷蔵庫を開けた。
ビールが1本も残っていないことに…
「親父の奴…全部飲んだのかよ…」
戸棚からウイスキーを取り出すと、ロックグラスに氷を入れて一気に飲み干した…。
花怜はようやく泣き止むと義父に電話をかけた。
義父しか浮かばなかった。
ノックすらしてくれない夫に悲しみが増していく。
義父の声を聞くと、また泣き出してしまった。
「お義父さんっ……んっ、んくっ……お義父さぁんっ……っん……」
花怜は泣きながら義父に全てを話した。
義父は相づちを打ちながら最後まで聞いてくれた。
「花怜…孝一と話しをさせてくれないか……」
義父の落ち着いた声に頷くと花怜は寝室を出ていった。
ダイニングには背中を向けたままの夫が座っていた。
「…あなた……お義父さんが話しをしたいって……」
泣き腫らした顔でスマホを差し出す。
「なんで親父が……」
スマホを受けとると…
「なんだよ話しって…」
孝一はリビングに移動していった。
「花怜に何言われたのか知らないけど仕事なんだ…親父には関係ないだろ…」
花怜は椅子に座ってリビングの夫を見つめていた。
最初は興奮気味だった夫の口調が徐々に落ち着きを取り戻していく。
義父は何を話してるんだろうと思っていると夫がこちらに近づいてきた。
「親父が代わってだってさ…」
「…もしもし…お義父さん……」
穏やかな声で話す義父の言葉に花怜は何度も頷き、また涙を溢していった。
「ぅぅっ、お義父さんっ……はぃ…はいっ……わかりました……ありがとうございますっ……はぃ、よろしくお願いします……」
花怜がスマホを置くと
「いいのか…俺がいない間、実家暮らしで…」
「うん……お義母さんもいいって言ってくれてるって…だからお世話になるね……」
孝一は花怜が泣きついたのが自分の父親なのには驚いたが、少し落ち着いた様子の妻に胸を撫で下ろしていた。